マザーボードは各PCパーツを接続するメイン基盤です。基盤にパソコンの各パーツを接続するための専用のはめ込み部分が付いていまして、CPUや接続した他のパーツのデータの橋渡しをしてくれるパーツです。
この搭載されているパーツの取り付け口の種類と量によってパソコンの最大性能や拡張性や将来性が決定していると言ってもいいでしょう
現在はゲーミング向けのマザーボードでも安価な物が多く販売されて手に入れやすくなっております。
自分のやりたいこと、必要なスペックを整理してしっかり選ぶようにしましょう。
マザーボードの大きさとチップセットについて
まず、マザーボードの大きさには代表的なもので3種類の規格があります
ATX | microATX | Mini-ITX |
---|---|---|
305×244mm | 244×244mm | 170×170mm |
拡張スロットは最大で7本 | 拡張スロットは最大で4本 | 拡張スロットは最大で1本 |
一般的にはATXが主流ですが最近はグラボのサイズもショートタイプで高性能なモデル販売されているのでmicroATXを用いて小型のゲーミングPCを作ることも可能です。
ですが、小型になるほど拡張スロットが少なくなるので、その点には注意したいところです。
また、マザーボードは搭載されているチップセットによって大まかな機能が決まってきます。
チップセットを簡単に何かというと、マザーボード全体のシステムを統括する部分で中心部分とも言えます。
これから自作でゲーミングPCを作る方はチップセットによってマルチGPU(グラボ複数搭載)やCPUのオーバークロックがしやすいモデルと言った具合で認識していて問題ないと思います。
Z97 | H97 | B85 | H81 | |
---|---|---|---|---|
最大Serial ATA 3.0ポート数 | 6 | 6 | 4 | 2 |
最大USB3.0ポート数 | 6 | 6 | 4 | 2 |
オーバークロック | ○ | △※ | △※ | △※ |
マルチGPU | ○ | × | × | × |
※マザーボードメーカーが独自仕様として対応させている場合があります。
マザーボードのスペック表はここを見よう!!
マザーボードは一枚の基盤の上に主にCPUソケット・メモリスロット・拡張スロット・外部接続端子(I/Oパネル)・インターフェイスで構成されています。僕自身が製品のスペック表を初めて見たとき、細々していてわかりにくかった思い出があるのでここで一つ一つ解説していきます。
CPUソケットはCPUを取り付ける場所のことで、型式はそれぞれCPUマザーボードのスペック表に必ず書いてあります。
現状、主要なソケットはLGA1150で上位モデルですとLGA2011というモデルがあります。
このCPUソケットというのがCPU、マザーボード共に同じものでないと搭載することが出来ません。
中古などで古い世代の物になると、また上記以外のCPUソケットがありますので注意して下さい。
メモリスロットはメモリを取り付ける場所のことで、このスロットの本数によって搭載できるメモリの本数が決まります。
メモリにもいくつか規格があり対応したメモリでないと正常に動作しません。
現状ではDDR3が主流ですが、2014年にDDR4という新しい規格も登場しているのでマザーボードとメモリとの規格ちがいには注意したいところです。
またメモリを2枚一組で動作させることでデータの転送速度をアップさせるデュアルチャンネル駆動を行う場合、決められたスロットに装着する必要があります。(取扱説明書に書いてあります)
拡張スロットはPCI Express、製品によっては「PCIe」と表記されてる場合もあります。
PCIExpressのにもx16という規格からx8,x4,x1といった規格あります。
PCIExpress規格 | PCIExpress用途 |
---|---|
PCIExpress x16 | グラフィックボード用 |
PCIExpress x8,x4,x1 | PCIe用のSSDやサウンドカードなどの一般の拡張カード用です。 |
PCの後部には各種機器を接続するための端子がたくさんあります。これもマザーボードに付いていてI/Oパネルといいます。
このI/Oパネルに付いている端子の数や種類はマザーボードによって異なります。
映像や音声なんかも拡張カードを使わずにディスプレイなどに接続する場合、I/Oパネルにある端子しか使えません。
インターフェイスはHDDなどのストレージやグラフィックボードなどの拡張カードを取り付ける部分のことを言います。
ストレージで主流なのがSerial ATAいわゆるSATAと呼ばれるものです。SATAはHDD、DVDなどのドライブやSSDなどをを取り付けるのに使用します。
この他にもストレージの新しい規格としてM2という規格も登場しました。
スバリ!!普通のマザーボードとゲーミングマザーボードの違いとは
高いマザーボードと安いマザーボードの違いと言えば、部品一つ一つを高品質なものにして耐久性を上げたり、CPUを2個搭載できるもの、メモリの規格、PCIExpress x16が複数本あるなど、部品や構成によって変わってきます。
では、普通のマザーボードとゲーミングマザーボードの違いとはどこでしょうか??
高いゲーミングマザーボードと安いゲーミングマザーボードにも共通してるのが、ゲームの臨場感を出す高品質のサウンド機能です。
FPSでは他のプレイヤーの足音、MMOは場の雰囲気とゲームと音はとても大切なものなので、どの製品も強化されている部分でした。
もちろんお値段が上がれば、ハイレゾに対応していたりネットワークの処理性能を高速化したものとどんどん高価になっていきます。
今日の記事は以上です。いかがでしたでしょうか??
マザーボードは他のPCパーツに比べてどうしても妥協しがちなのですが、PCの将来性が決まる部分なのでしっかり選んでいきたいものですね!
それではまたのお越しをお待ちしております。
ありがとうございました!!