このブログをはじめて、もう4年になりました。
ありがたいことに、昔から読者の皆さんにすごく良く読んでいただいている記事にSSDのフォーマットのやり方をこれでもかっていうくらいわかりやすく書いた記事があります。
参考:SSD増設したのに認識されていない?それフォーマットしましたか?
この記事のコメント欄でたくさんの読者のみなさんに「ありがとう!!」とお礼のメッセージをいただき、中には「これからも情報発信をお願いします。」なんてメッセージもいただけてとても嬉しかったです。
昔と違って今ではたくさんの自作パソコンに関するブログやYouTubeチャンネルがあるなかで、なぜ今さらパソコンの組み方なんて記事を書くのか??
それはパソコンを組み立てる上で色々な失敗をしてきた僕だからこそ、失敗を元に反省して記事を書けるのではないか?と思って、今キーボードを叩いています。
記事のタイトルに「失敗しないように」なんて企業や多くの情報発信者が使わないワードを使ってしまっているけど、あくまで運営している筆者の経験を元に反省をしながら書いているので、この記事を読みながらパソコンを組み立てても、僕が経験したことないことで読者のみなさんは失敗してしまうかもしれません。
また、この記事を読んでパソコンを実際に組もうとしている貴方と僕とでは違う人間なので、記事のとおりに作業をしても失敗してしまう可能性もあります。
これらのことを理解した上で、実際にパソコンを組む時には全て自己責任でお願いいたします。(まぁ、昔から自作されている方には当たり前の話なのですが、今の時代何があるのか分からないので(^^;;))
なので個人的にはこの記事は失敗しないための反面教師にする感じで読んでいただけると僕としても正直、気がラクです(笑)
少々前フリが長くなってしまいましたね。
それでは、早速組んでいきましょう。
自作パソコンを組み立てる前に用意するもの
それではパソコンを組むために用意をする物のご紹介です。
どういう基準でパーツを選んでいけばいいのか??という話は過去の記事でそれぞれ書いているので、そちらをご覧下さい。
用意するパソコンパーツ
- CPU
- CPUクーラー
- メモリ
- マザーボード
- グラフィックボード
- 電源ユニット
- SSD(HDD)
- PCケース
- OS(Windows10)
光らせたい人はお好みでLEDパーツをご用意ください。(僕は光らせたくない派です(笑)
組み立てに必要な道具
自作パソコンと聞くと難しく思われるかもしれませんが、実際はパーツをケースにネジ止めして電源や通信ケーブルをつなげるだけです。
なのでホームセンターに売っているドライバー2本だけで組み立てることができます。
あとはお好みで配線をまとめてキレイにしたい場合はタイラップとタイラップを切るためのニッパーがあると便利です。
- ドライバーNo.2(+2と表記されている場合あり)一番よく使うドライバーです
- ドライバーNo.1(+1と表記されている場合あり)M.2やSATA SSDを小型のネジを止めるときに使います
- タイラップ
- ニッパー(タイラップを切るのに使います)
静電気対策は必要か??
初めてパソコンを作ろうという人に静電気の対策は必要かと聞かれることがあります。
ぼく個人としては特別静電気対策というのをしておりません。
せいぜいパソコンのパーツを触る時にはセーターのような静電気を発する衣類を着ないようにしてあらかじめドアノブに触っておくくらいです。
たしかに静電気は壊してしまう要因のひとつだけど、冷静に考えてください。
今では多くのYouTuberが動画を上げて動画のネタのためにPCを壊してしまったという動画をたくさん見るけど、静電気で壊しました。なんて動画はほとんどありません。(2020年1月現在)
つまりそのくらい低い確率でしか静電気での故障は起きないということだから安心して組んでほしい。
ですがそれでも不安だという人はいます。
そういう人には静電防止手袋 、静電防止リストストラップをおすすめしています。
価格帯の高いパーツを使う人や過度に気にされる方はこれらを使うとよろしいでしょう 。
売り上げランキング: 679
売り上げランキング: 16,206
パソコンの組み立て開始
それでは実際にパソコンを組み立てていきましょう。
マザーボードを袋から出してマザーボードの空き箱の上に置きます。
マザーボードの空き箱の上で作業することによって、作業中にマザーボードの向きを変えたい時に箱を回すだけなので作業がしやすくなります
補足ですが重たい CPU を取り付けた後マザーボードを持ち上げる時は背面の金属プレートを支えながら持つとしなる心配がなく安全に移動させることができます
組み立てる前にあらかじめ確認していただきたいことがあります。
それぞれのパーツの内容物の確認です 。
特にマザーボードは接続するコネクタのピン曲がりなどがないかも確認しておきましょう
組み立てる手順を確認しよう
- CPUをマザーボードに取り付ける
- メモリをマザーボードに取り付ける
- CPUクーラーをマザーボードに取り付ける
- M.2対応のSSDをマザーボードに取り付ける
- マザーボードをPCケースに取り付ける
- 電源ユニットをPCケースに取り付ける
- マザーボードにケーブルを挿す
- SATA SSD・HDDを取り付ける
- グラフィックボードを取り付ける
- 電源を入れてCPUやメモリが認識しているかを確認(マザーボードにCPU・メモリをつけた段階でも行えます。
- 配線を整理する。
- Windows10をインストールする
- マザーボードのドライバをインストール
- デバイスのドライバをインストール
パソコンを組み立てる上で、どの行程でも共通して作業するべきポイントが2つあります。
- コネクタ類を取り付け・取り外しの際は左右に均等に力を加えながらまっすぐさす。(引き抜く)
- ネジで固定する場合、ネジは左右少しずつ閉めていき最後に軽く増し締めする。
(例えば右側のネジを3回まわしたら、左側のネジも3回まわすといった感じです。回数は適当で大丈夫ですが、一気に閉めてゆがんでしまうのを防止するためです。
4カ所以上ネジ止めするときは対角線上に交互にネジ止めしていきます。左上のネジを止めたら右上のネジを止めると言った具合です
CPUの取り付け方
マザーボードに CPU を取り付けるにはまず CPU ソケットにあるロックを解除する必要があります。
解除のやり方はレバーを下に押しつつ右にずらすことでレバーを持ち上げることができます。
ロックを解除してレバーを持ち上げたままの状態で、つぎはソケットに三角形のマークがあることを確認しておきます。
そしてCPU本体の左下にも三角形のマークがあるので、このマークをあわせるようにCPUを差し込みます。(Intelにも同じように三角マークがあります。)
ここがパソコンを組む上で一番、難しい…
いや、一番気を使う作業です。
なので、ここを乗り切ればあとは楽勝ですのでガンバってください!!
AMDのCPUは裏側にピンがあるので触らないように気をつけましょう。
Intel・AMDともにCPUのピン(Intelならマザーボード側))がとても折れやすいので慎重に作業します。
CPUをセットできたらCPUのソケットレバーをもとに戻します。(手順はロックを解除したときの逆の手順です)
メモリをメモリスロットに挿す
次にメモリをマザーボードのメモリスロットに差し込みます。
メモリの差し込む位置はマザーボード・メモリのさす枚数によってかわります。
詳しくはマザーボードのマニュアルをご覧下さい。
画像の出典:MSI マザーボードのウェブマニュアル
https://jp.msi.com/Motherboard/support/MPG-X570-GAMING-EDGE-WIFI#down-manual
メモリを差し込む前に、まずメモリの向きを確認します。
メモリスロットの端にあるツメのロックを解除します。(両側の場合あり)
メモリ本体の両端がスロットに入っていることを確認したら、メモリ本体の両端を親指の腹を使って均等に力がかかるように上から押し込みます。
するとメモリスロットのツメが”パチン”という音とともに元に戻ります。
これでロックされてメモリの取り付けが完了です。
新品のマザーボードに取り付けるときは少々固いです。少々、力を込めますが中々入らない場合はムリをせずにもう一度メモリの向きと差し込む位置を確認してみてください。
いっけんメモリが刺さっているように見えてもツメのロックが解除されたままだと、メモリが奥まで刺さっていないので、ツメが元に戻るまで奥まで差し込んでください。
CPUクーラーを取り付ける
CPUクーラーを取り付けていきます。
基本的にCPUクーラーの取り付けの大まかな手順は
- バックプレートをマザーボードの裏側に元からあるやつと交換する(純正のCPUクーラーを取り付けるときは、そのままつかいます)
- CPUグリスを塗る(あらかじめCPUクーラーにグリスが塗られていたら必要ありません)
- CPUクーラー本体(ヒートシンク)を取り付ける
- ファンコネクタをマザーボードに挿す
製品によっては2と3の間にマウンティングプレートを取り付ける必要があります。
また簡易水冷クーラーの場合は1のバックプレートだけをつけて、クーラー本体はマザーボードをケースに取り付けた後にクーラーを取り付けるといった具合に手順が変わる場合があります。
細かい手順は製品によって変わるので、組み付け前に説明書をよく読んでから作業を行ってください。
それでは、用意したCPUクーラーを取り付けていきましょう!!
マザーボードに元から付いていたバックプレートをはずす
まずはマザーボードについていたバックプレートを外します。
はずしたバックプレートはマザーボードを売ったりする際に必要になるので箱にでも入れて保管しておきましょう。
バックプレートの取り付け
そしてバックプレートの取り付けです。
金属プレートと保護プレートをあわせてマザーボードの裏側に取り付けます。
白い保護プレートなしでマザーボードに直接バックプレートを取り付けてしまうとショートしてマザーボードを壊してしまうので、忘れずに取り付けましょう。
マザーボードの裏側からセットして表からネジでとめれば完了です!!
CPUグリスを塗る
つぎにマウンティングプレートを付けたらCPUグリスを塗っていきます
グリスはCPUクーラーに付属していたのですが、今回はよく冷えると評判のThermal Grizzly(サーマルグリズリー)を使っていきます。
売り上げランキング: 56
付属のヘラを使って伸ばすのですが、男性のスーパーハードのヘアワックスくらい固いのでなかなか伸びにくいです(^^;;
少しずつグリスを出して→伸ばしてを繰り返して全体的に塗ることができました。
CPUクーラーを取り付けたとき圧着するので四隅を1~2㎜開けておくのがポイントです
さいごにヒートシンクをのせてネジで固定します。
ヒートシンクを装着する際に、保護フィルムを忘れずに外しましょう。
CPUのヒートスプレッダの上にヒートシンクをのせたら、ネジで固定する前にヒートシンクを少しグリグリと動かしてあげると、CPUグリスがより均一に伸びます。
ネジ止めする際は、一気に片方のネジを締めるのではなく、左右均等に少しずつネジを締めていきましょう。
最後に軽く増し締めして完了です。(男性なら指先でドライバーを持ってキュッと締めるくらいの力で大丈夫です。)
CPUファンの取り付け
ヒートシンクが固定できたらCPUファンを取り付けていきます。
CPUファンの風の向きはファンの側面に刻印されているので、確認してください。
ファンクリップでファンをヒートシンクに取り付けるのですが、クリップをファンに付けてからヒートシンクにつけるのか?
ヒートシンクにクリップを付けてからファンを取り付けるのかは製品によってことなるので、CPUクーラーの取説を見てから作業を行ってください。
僕が今回使ったCPUファンはヒートシンクにクリップをつけてからファンを固定でした。(実はちょっとやりにくかったです。)
CPUファンが固定できたらCPU_FANコネクタも忘れずにマザーボードに挿しましょう。(FAN1のコネクタから挿していきます。)
M.2SSDを取り付ける
つぎはM.2SSDを取り付けます。
SATAタイプのSSDはもう少し後です。
M.2SSDのヒートシンクがついているマザーボードを使っている方はヒートシンクを外します。
諸事情により2本目につける写真で説明します(^0^;)
まずマザーボードにM.2SSDのスペーサーをつけます。
僕が購入したマザーボードにはあらかじめ固定されていたのですが、取り付けたいSSDにネジ位置が合わなかったので、外して付け直しました。
つぎにM.2SSDをM.2スロットに挿します。
M.2SSDを挿す向きはSSDに切り欠きがあるのでスロットにある突起にあわせます。
スロットに挿すときは30°くらい斜めから挿します。
新品のマザーボードは取り付けが固いですが、SSDの金色の端子が見えなくなるくらい奥まで挿しこみます。
M.2の小型のネジをつけます。
使うドライバーは+1を使います。
さいごにヒートシンクをつけて完了なのですが、戻す前にヒートシンクについている保護フィルムを忘れずに外しましょう。
だんだん完成が見えてきましたね!!
つぎはケースの準備をしましょう。
PCケースに電源ユニットを取り付ける
それでは電源ユニットをPCケースに取り付けていきましょう!!
と言いたいところですが…
すみません!!
今回の自作はPCケースと電源ユニットを流用しているので、もう付いている状態です(笑)(^0^;)
プラグイン式の電源ユニット(ケーブルを電源本体に挿す方式)を使っている場合は、必要な電源ケーブルを挿してからPCケースに取り付けると作業をしやすいです。
PCケースに電源本体の付け方は、ケースファン吸気口の向きに電源ファンをあわせます。
そしてPCケースに付属するインチねじで電源ユニットをネジ止めします。
基本的にパソコンを起動させる上で必要なケーブルは以下の通りです。
- メイン電源ケーブル(24ピン)
- CPU補助電源ケーブル(8ピン)
- PCIExpress電源ケーブル(8or12ピン)
- ペリフェラル4ピンケーブル
- SATA接続のSSDやHDDを使う場合はSATA電源ケーブル
マザーボードに電流を流す一番大きいケーブル
CPUソケットの左上につけるEPS12Vケーブル
グラフィックボードにつける補助電源。グラフィックボードの大きさによって8ピンか14ピンか変わります。全て挿さない場合6ピン側は宙ぶらりんにしておきます。
SATA接続(SerialATA)の製品を使うときに使います。SSD・HDD・DVDドライブなど
PCケースにつけるペリフェラル電源。ケースファンを回します。
マザーボードをPCケースに取り付ける
PCケースにマザーボードを直付けしないためのスペーサーを取り付けます。(PCケースによっては、はじめから取り付けられている場合があります。)
スペーサーの上にマザーボードを仮置きしてスペーサーが足りているか??ズレていないかを確認しましょう。
ズレていたり足りなかったりする場合は、スペーサーを移動・追加してください。
スペーサーがないと電源を入れたときにマザーボードがショートして壊れてしまいます。
PCケース内のCPU8ピンケーブルを指す場所は狭くて挿しにくいです。
マザーボードをPCケースに固定する前にあらかじめPCケースの後ろにまわしてから挿してからマザーボードをPCケースに固定すると後の作業がラクになります。
マザーボードをPCケースにネジ止めするときは対角線上に少しずつ交互に回して仮止めしましょう。(ゆがみ防止のためです)
全てのネジが仮止めできたら指先でドライバーをもって”キュッ”としめる程度で増し締めをして完了です。
マザーボードにケーブルを挿す
CPケースにマザーボードを固定できたら各ケーブルをマザーボードに挿していきます。
挿すケーブルが多くて難しそうと思われるかもしれませんが、基本的に挿せる場所にしか挿せませんので安心してください。
パソコン内部の見た目を良くしたい方は、簡単で大丈夫なのでPCケースの裏側に配線を回しながらケーブルを挿していきましょう。 いわゆる裏配線というヤツです。
少々手間ですが裏配線をすることで、パソコン内部の見た目が良くなるだけでなく、PCケース内の風の通りもよくなるので、メリットはあります。
最初からタイラップなどで固定しまうと、起動しなかったときに外すのが面倒くさくなるので、仮で大丈夫です。
挿す場所をマニュアルで確認しながら、まっすぐピンやコネクタに挿しましょう。
※CPU8ピンはひとつ上の項目で書いています。
メイン電源ケーブルを挿す
一番大きいコネクタなので間違える心配はおそらくないでしょう。
カチッと音がするまで差し込みましょう。
USB2.0ピンヘッダ・USB3.0ピンヘッダを挿す
PCケースのUSBを使えるようにするピンヘッダです。
USB3.0のケーブルは特に固く、ケースによっては取り回しがしにくいのでL字の変換コネクタを使うと便利です。
売り上げランキング: 10,649
フロントパネルコネクタを挿す
PCケースの電源スイッチなどを使えるようにするコネクタです。
このコネクタに関しては向きや指す場所を間違えがちなので注意が必要です。
指す場所の指定はマニュアルに記載されています。
一つのコネクタに対してケーブルが2本繋がっているのですが、色が付いている方がプラスで黒の方がマイナスになります。
フロントサウンド用 コネクタ
PCケースのヘッドホン・マイクジャックを使えるようにするコネクタです。
SATA SSD・HDDを取り付ける
SATA接続のSSDとHDDの取り付けなのですが、じつは以前に書いた記事でSSDの増設のやり方を詳しく書いた記事があります。
SSDの新規の取り付けも増設の手順も全く同じなので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
参考:【SSD】増設するよ。それもこれでもかってくらい細かく解説するよ。
グラフィックボードを取り付ける
ここまで出来たらあと少しです。
まずPCケースの拡張スロットカバーを外します。
外す本数は使うグラボの大きさによってかわります。
グラフィックボードを付ける場所はCPUソケットに近いPCI ExpressX16につけます。
スロットにグラフィックボードの端子部分を当てて、左右均等に少しずつ力を加えながら差し込んでください。
カバーを固定していたネジを使ってネジ止めします。
外したカバーは使わないので箱で保管しておきましょう。
グラボの補助電源コードを挿して完了です。
使うグラボの大きさによって8ピンか8+4ピンor8+8ピンと挿しこむピンが変わります。
パソコンハーツの組み立ては以上で完了です。
次はいよいよ電源を入れてみましょう!!
電源を入れてCPUやメモリが認識しているかを確認
組み立てが終わったら、電源コード・モニター・マウス・キーボードをつないでパソコンが起動するか確認しましょう。
PC内部の配線をまとめる必要があるので、PCケースの側面のパネルを閉じる必要はありません。
電源スイッチを押して、すぐにキーボードの「Del」キーを連打します。
するとUEFI画面が出てきます。
もし黒画面に白字で英文が表示されたら下から2行目を見てください。
“Press F1 to run setup.”と書かれています。
その場合、「F1」を押せばUEFI画面になります。
ただの起動確認だけならマザーボードにCPU・CPUクーラー・メモリ・電源ユニットをつけても行えますが、今の時代、オーバークロックしないなら相性問題なんてほとんど起こらないです。
ぼく自身も相性問題で起動しないといったトラブルにあったことがないので、最後に確認しています。
もし起動しなかった場合、電源を切ってコンセントを抜いてから、もう一度パーツがしっかり組み立てられているか確認してください。
よくあるのはメモリがしっかり挿さっていない(半差し)、CPUクーラーのコネクタが繋がっていないといったケアレスミスがよくあります。
UEFI画面で確認しておく箇所
はじめてUEFIを見ると英語ばっかりで難しく感じてしまいパソコンがキライになっては本末転倒ですので、ここでは最低限見ておくポイントをお伝えします。
UEFI画面のデザインは使っているマザーボードのメーカーによって異なるのですが表示画面の左上か右上に認識しているCPUとメモリのサイズが表示されます。
最低限ここをチェックできれば大丈夫です。
確認ができたら画面右上の「×」ボタンを押し電源を切ります。
設定変更を保存するか聞かれるので「Yes」ボタンを押せば電源が落ちます。
Windows10をインストールする
つぎにWindows10のインストールです。
まずパソコンの電源が落ちている状態で付属のUSBメモリをPCに挿しこんで電源を入れます。
起動したらセットアップ画面が表示されます。Windows10のインストールは指示に従って作業すれば大丈夫です
「次へ」をクリックしましょう。
「今すぐインストール」をクリックです。
Windows10のプロダクトキーの入力画面です。
パッケージ版を購入した方は箱に付属されているカードにプロダクトキーが記載されています。
「同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
Windows10のセットアップでゆういつ気をつけないといけない箇所です。
空のSSDにOSをインストールする場合は下の「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」をクリックします
インストールしたいSSDを選びます。
複数のSSD・HDDが表示されている場合はインストールしたいSSDをクリックして「次へ」をクリックしてください。
するとインストールが始まるのでしばらく放置しておきます。
インストールが終わったらWindows10の初期設定を行います。
あとは今まで使っていたMicrosoftのログインID・パスワードを入力して自分の使用用途にあわせてWindows10を設定したら完了です。
ドライバをインストールする
デスクトップ画面が出てきたらドライバのインストールをします。
これによって組み込んだパーツの性能を発揮できるようにします。
マザーボードのドライバをインストールする
DVDを読み込める光学ドライブをお持ちの方はマザーボードに付属しているDVDでインストールすることもできますが、最新版でない可能性が高いです。
メーカーwebページから最新のドライバをインストールしたら手間が省けます。
ドライバをダウンロードできる場所はマザーボードの製品で検索して、メーカーのホームページからSupportのドライバの中にあります。
CPUのドライバをインストールする
CPUのドライバも「製品名」+ドライバで検索したらでてきます。
AMDの場合は「DRIVERS & SUPPORT」というタブの中にドライバをダウンロードする場所があります。
グラフィックボードのドライバをインストールする
グラフィックボードのドライバも忘れずにインストールしましょう。
NVIDIAのGTXやRTXシリーズのグラフィックボードを使っている方はコチラから自分の使っている製品を選択してダウンロードできます。
https://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp
AMDのRADEONシリーズをお使いの方はコチラから自分の使っている製品を選択してダウンロードできます。 https://www.amd.com/ja/support
Windows10のアップデートがないか確認する
インストールしたWindows10が最新版にアップデートできないか?確認もしておきましょう。
デスクトップ画面の左下にあるWindowsのロゴをクリックすると2つ上に歯車のマークが表示されるのでクリックします。
すると「Windowsの設定」という画面が表示されるので、下のほうにある「更新とセキュリティ」をクリックします。
そしたら「Windows Update」という画面が表示されるので、「更新プログラムのチェック」をクリックするとWindowsの最新版にアップデートできます。
取り付けたSSDやHDDが認識されていなかったらフォーマットもしよう
2つ目以降のSSD・HDDが認識していない場合のみフォーマットをしましょう
パソコンを組み立ててエクスプローラーを開いてみるとふたつめ以降のSSDやHDDが認識されていない場合があります。
原因は新品のSSDやHDDをフォーマットしていないからですので、新品のSSDやHDDが認識されていない方は下記の記事を参考にフォーマットしてみてください。
参考:SSD増設したのに認識されていない?それフォーマットしましたか?
データの入っているSSDやHDDをフォーマットしてしまうと中のデータが全て消えてしまうのでご注意ください。
裏配線をキレイにまとめて固定する。
パソコンの起動まで確認できて、各ドライバのインストールも終わったらパソコンを使える状態です
このままパソコンの組み立てを完了しても良いのですが、パソコンの内部もキレイに仕上げたいという方はぜひ配線もキレイにまとめて固定しましょう。
コツは配線を分厚くまとめすぎないことです。分厚くまとめてしまうとPCケースのサイドパネルが閉めづらくなります。
配線が宙ぶらりんになっている箇所は、PCケースの所々に小さい輪っかがあるので、そこにタイラップを使って配線を一緒に括りつけて固定します。
作業する際はパソコンの電源を落としたらコンセントも抜いておくと事故のリスクが減ります。
おわりに
この記事を読みながらパソコンを組み立てた方、お疲れさまでした!!
最後にPCケースのサイドパネルを閉めていただいて作業が完了です。
いかがでしたでしょうか??
いちど組めてしまうとパーツを新たに取り付けてみたくなったり、またパソコンを組みたくなったのではないでしょうか??
2回目からは不思議なくらいにカンタンに組めてしまうので、ぜひ今後も楽しんでください。
そしてまだパソコンを組んだことがない方も、この記事がきっかけでパソコンを組んでみていただけたら幸いです。
ぜひ一歩を踏み出してガンバってください。
【PR】「時間がない」「自分でパソコンを組み立てるのは不安」という方には『BTO』という選択もあります
ここまでパソコンの組み方について「これでもかっ!」ってくらいご紹介しました。
「それではみなさんガンバってください!! 」と言いたいところですが、ここまで読んだ読者の方の中には「パソコンを組み立てるなんて不安…」という方もいるかもしれませんね。
そんな方にはBTOパソコンがオススメです!!
BTOとは『Build To Order』(受注生産)の略で、パソコンのセミオーダーをすることができます。
CPUやメモリ・グラフィックボードなどを自分の好みに選んで発注することができます。
自分でパソコンを組むことに対して選べるパーツに限りがありますが、パソコンショップ側が最新のパーツを候補に出してくれるので、致命的なパーツの選択のミスや組み立て時にパーツを壊してしまうというリスクがなくなります。
組み上がったPCが届くので自宅で開封してスグに使うことができます。
おすすめのゲーミングPCはTSUKUMOが販売している『G-GEAR』です。
サポートが平日・土日祝日対応しており、全国的に実店舗を展開しているので、もしもの時も安心ですね!
ゲーミング向けPCだけでも種類が豊富で商品の説明が分かりやすく表示されているので、購入時の候補に入れてはいかがでしょう。
ドライバーのインストールはWindows Update だけでは入らないのですか?
近々、自作PCを組む予定なのでYa-noさんの投稿を参考にします!
これからも投稿頑張ってください!
Rayさん>コメントありがとうございます!
>ドライバーのインストールはWindows Update だけでは入らないのですか?
組んだPCパーツの性能をキチンと出すという意味では、マザーボードのドライバは入れた方がいいです。
じつはマザーボードのドライバはなくても動作するのですが、標準ドライバなので解像度が上がらない・パフォーマンスが出ないといったことがあります。
グラフィックボードなども同じ理由で、自分でドライバを入れた方が確実です。
Rayさんの仰るとおり、Windows Update を通じて自動的にダウンロードすることも可能ですが、製品によってはダウンロードされないことも考えられたので、ブログでは確実な手動でやる方法をご紹介いたしました。
当ブログがお役に立てそうなら幸です。
楽しんでパソコンを組み立ててください(o^o^o)
返信ありがとうございます!
やっぱりドライバーは手動でインストールした方がいいのですね。
ya-noさんのおかげでそこら辺をはっきりしたので安心して自作PCを組めそうです!
先ほどパーツが届いたので早速、自作PCを組んでみようと思います!