
パソコンケースを開けてみるとグチャグチャしたコードやマザーボードを見て、SSDの増設やパソコンパーツの交換がむずかしく感じてしまいますよね。
僕もはじめてパソコンケースを開けた頃はそうでした(^0^;)
どこに何のケーブルを挿せばいいのか分からないし、緑色の基板を見てワケも分からず壊したらどうしようなんて当時は思っていました。
それからパソコンパーツの増設や交換をしてみて、今では自分でパソコンを組み立てることが出来るようになりました。
その経験から、初心者がSSDの増設をやってもコネクタを確認しながら正しくつければパーツなんて、そうそう破損しないよってトコを見せていきたいと思います。
各工程ごとにポイントを交えて解説しておりますので、ぜひこの記事を見ながら作業をしてみてください。
それでは参りましょう。
作業をする前の準備
電源ユニットの電源スイッチをOFFにして電源ケーブルをコンセントから抜き、電源ケーブルを電源ユニットからはずしておきます。
モニターケーブルなど各種PCにつながっているケーブルを外します。
PCのサイドパネルを外します。

PCケースの中がホコリで汚いと思ったらエアダスターで簡単に掃除もしておきましょう。
準備する物
手元に下の5つの物を用意しましょう。
- SSD本体
- SSDと電源ユニットをつなげる電源ケーブル
- SATAケーブル
- SSD本体をベイに固定させるためのネジ
- ドライバー+1番
今回はSSDと電源ユニットをつなげるケーブル・SSD本体をベイに固定させるためのネジは、それぞれ電源ユニットとPCケースに付属していたものを使いました。
いざ取り付け
作業を始める前に、ベイに固定させるネジがSSDのねじ山にあっているかを確認します。(ネジにはミリねじとインチねじの2種類があるため)
もしネジが途中で締まらなかった場合は、ムリに閉めようとせずに付属のねじの中から別の種類のネジを試してください。
PCケース本体からベイを一つ取りはずします。
取り外したベイとSSD本体をネジで固定します。
ドライバーは+1もしくは精密ドライバーを使います。
SATAケーブルと電源ユニットのSATA電源ケーブルをそれぞれつなげます。
コネクタの刺す向きをしっかり確認し、まっすぐ刺します。

一本のSATA電源ケーブルにSSDに挿しこむコネクタが複数あります。
他に挿すSSDやHDDがない場合、挿しこんでいないコネクタはそのままにしておいて大丈夫です。
複数のSSDを搭載する場合、一本のSATA電源ケーブルで複数のSSDに挿すことで、使う配線の数を減らすことができます。

配線に気をつけながら、SSDを取り付けたベイをPCケースに取り付けます。
(裏配線したい場合は、それぞれのケーブルをケース裏側から表に持ってきます。タイラップなどでのケーブルの固定は一番最後にやるのがコツです)

電源ケーブル・SATAゲーブルをそれぞれ電源ユニット・SATAポートにとりつけます。(SATAポートの番号は若い順につめて取り付けるのがベターです)

最後にお好みでタイラップなどでケーブルをまとめPCケースのサイドパネルを閉めて取り付け完了です。
M.2 SSDの取り付け方

M.2 SSDの取り付け方もあわせてご紹介します。
SATA接続のSSDとは違いマザーボードに挿しこむだけなのでカンタンです。

まずM.2 SSDのヒートシンクがついているマザーボードの場合はヒートシンクを外します。

マザーボードにM.2 SSDのスペーサーを取り付けます。
M.2 SSDはネジで固定するので、端子の逆側は下の図のように凹んでいます。

マザーボードにM.2 SSDをあててみながら、スペーサーを付ける位置を確認してから取り付けましょう。
マザーボードによっては、はじめから付いている場合もあります。
スペーサーの位置が合わないときは、スペーサーを外してお使いのM.2 SSDにあう場所にスペーサーをつけなおします。

スペーサーが付け終わったら、M.2 SSD本体をM.2スロットに挿していきましょう。
M.2 SSDを挿す向きはSSDに切り欠きがあるのでスロットにある突起にあわせます。
突起にあわせたままM.2 SSDを30°くらい角度をつけて挿します。
SSDの金色の端子が見えなくなるくらい奥まで挿しこみましょう。

マザーボードに付けたスペーサーにM.2用の小型のネジでM.2 SSDを固定します。
ドライバーは+1もしくは精密ドライバーを使います。

ヒートシンクにフィルムがついている場合、外してヒートシンクをマザーボードに取り付けて完了です。
フィルムを外さないと冷却効果が弱くなってしまうので注意してください。
この記事で増設したSSDのご紹介
この記事でフォーマットしたSSDはPCIe GEN4規格に対応したCFD販売のM.2 SSDになります。
僕がおすすめしているSSDで、前の世代のSSDに比べて値段も手頃で、ヒートシンクが標準搭載のマザーボードにも気兼ねなく取り付けることができます。
取り付けたSSDの後継機です。
おわりに
今回の記事は以上です。いかがでしたでしょうか??
SSDやM.2 SSDの増設・取り付けは自作PCの中では簡単な部類ですが、それでもこの記事をご覧になった方で自作PCを組んでみたいと思っていただけた方が一人でもいたら光栄です。
下記のページでSSD・HDDのフォーマットのやり方を掲載しております。
せっかく取り付けたSSDが認識されていなかったり、フォーマットがまだお済みでなければ、ぜひこちらのページも参考になさってください。
SSDをマザーボードに接続しただけでは、あなたのパソコンは増設したSSDを認識してくれません。認識させるにはフォーマットをする必要があります。
管理人様
フリーソフトで私のパソコンのハードディスクを調べるとアウトの表示が出るのでSSDへの変更を検討している所にこのページを拝見させていただきました。この通りにやれば何とか変更できる様な気がします。
私のパソコンは富士通のWindows7パソコンでスリムタイプESPRIMO DH70/CNB7です。
先日掃除の為本体をばらした際にソケット等を確認しました。
SATA3はHDDに繋がれておりSATA4というSATA3と同じ形状のソケットが空いていました。SATA3の配線を外してSATA4につなぎましたら繋ぐ事はできました(但し、電源は入れておりません)。
電源コード?(黒色のソケットにコード黄色×1、黒×2、赤×2)の空きがある事も確認しました。
教えて頂きたいのはSATA4にSSDを繋いでも本来の性能を発揮する事ができるかどうか?という事です。
HDDは何れ外すと思うのですがしばらくの間は保険の為繋ぎっぱなしにしておきたいと思っています。
取り付けベイはFDD?の所があいていますので何とか取り付けれるかと思っています。
もし、SATA4への接続がダメならUSBケーブルを買って取り付け切り替え後HDDを外すしかないかと思っています。
お手数おかけしますがご教授お願い致します。
chibiko2000さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
SATA3もSATA4も同じSerialATAポートですので、同じ性能がでます。
ひとつ注意していただきたいのですが、古いPCを使っていらっしゃるとのことですので、
SSDをつなげる際にSATAケーブルの規格に気を付けてください。
6 Gbps(新しい)と3 Gbps(古い)がありまして、2つとも差し込み口の形状は変わりません。(うろ覚えですので違っていたらごめんなさい。)
SDDに古い3 GbpsのSATAケーブルをつなぐと速度低下の原因になりますので、そこだけ気を付けてください。
参考になれば幸です。
見分け方は、たいていの場合ケーブルに書かれております。
>取り付けベイはFDD?の所があいていますので
FDDだとフロッピーディスクのことになってしまうので、おそらくHDDの書き間違いだと思いますが(^0^;)
記事にあるように、HDDのとりつける場所(3.5インチシャドウベイ)が空いているなら、そこで大丈夫です。
Ya-noさん
早速コメントありがとうございます。
おっしゃる通り空いている場所は3.5インチシャドウベイです。
ケーブルの件ありがとうございました。もう一度フタを空けて確認してみます。
またわからない事がありましたらコメントさせていただきますのでご指導宜しくお願いします。